糖尿病の治療

2型糖尿病治療の流れ

ここがポイント
  • 2型糖尿病治療には食事療法、運動療法、薬物療法がある
  • 血糖管理目標の達成に向けて効果を確認しながら、必要な治療を組み合わせて進められる
  • 糖尿病と診断された人、家族に糖尿病がある人におすすめの記事
診断
  • 食事療法 :
    一人一人のライフスタイルや好み、肥満度などに合わせて、適切なエネルギー摂取量や栄養素の構成、食事の摂り方を見直します。
  • 運動療法 :
    有酸素運動やレジスタンス運動(腕立て伏せやスクワット)を一人一人の年齢や体力に合わせて組み合わせて行います。インスリンの働きの改善、肥満解消や心肺機能・筋力の向上などが見込めます。

まずは食事療法・運動療法で生活習慣の改善に取り組み、2、3か月かけて目標達成することを目指します。

生活習慣の改善を継続しながら、薬物療法を開始します。ほとんどの場合、飲み薬1剤を少量から開始して、だいたい3か月同じお薬を続けても効果がみられない場合は、お薬の変更や追加が検討されます。
飲み薬には血糖を下げるメカニズムによってさまざまな種類があり、一人一人の病気の状態や合併症の有無などを考慮して、どのお薬を使うかを決定します。

飲み薬だけで目標達成できない場合は、注射薬の使用を検討します。
インスリンの注射が開始になってからは、血糖自己測定や持続グルコース測定が保険適用となります。

監修:岡山済生会総合病院 内科・糖尿病センター 副センター長 利根 淳仁 先生
【参考】日本糖尿病学会編著: 糖尿病治療ガイド2022-2023. 第1版.東京: 文光堂; 2022.

病院検索はコチラ