
取材日当日に52歳のお誕生日を迎えられた2型糖尿病のある方、男性のS.N様。血糖変動に注意しながらも、奥様とバースデーランチを楽しまれたそうです。ポジティブに治療に取り組む様子を話していただきました。
血糖トレンドのある暮らし
取材日当日に52歳のお誕生日を迎えられた2型糖尿病のある方、男性のS.N様。血糖変動に注意しながらも、奥様とバースデーランチを楽しまれたそうです。ポジティブに治療に取り組む様子を話していただきました。
知人と人材派遣会社を経営しています。コンビニ系の派遣会社なので、24時間365日、お客さまに合わせて稼働しています。現場に出ることもあるので、デスクワークもありますが、移動が多いですね。
友人の動画配信に付き合って、北海道から九州まで回りながら裏方仕事をする、というような活動をしています。
やはり食事ですね。血糖値を上げないような食事を心がけています。炭水化物は少なめ、野菜を中心に、たんぱく質をしっかりとる、という食生活です。
同居している私の母が非常に料理上手で、野菜を中心とした健康的な食事を毎日用意してくれるので助かっています。
インスリン治療を始めてから割とすぐ、1か月ほど経ってからです。
インスリン治療を始めたころは自分の血糖値がいまどのくらい、というのがわからなかったので、体感や想像だけでしか判断できなかったのです。あとは血糖自己測定(SMBG)の操作が億劫で、それがストレスだったということもあります。
そのような中、主治医の先生に「CGMというものがあるよ」と紹介されて、試してみることにしました。
非常に面白い。スマホ画面から血糖変動が目に見える形でわかるので、面白いんですよね。
指を刺すことから解放されるということの意義も、非常に大きいです。大して痛くはないのですが、やはり自分にとってはストレスだったので。血糖が常に自動で計測されていて、スマホを見るだけでそれが確認できる、というのはとてもよいと感じました。
スマホを触ったときにはついでに見る、という感じです。朝起きた時、食事の後、ちょっと休憩時間に、などで日に10回以上は見ているんじゃないでしょうか。
CGMでは常時血糖が記録されるので、1日平均するとこれくらい、何時に食事を摂るとこれくらい上がって、という血糖変動を波形で捉えられるようになりました。そうすると自分自身で血糖を管理 できる部分が増えるので、食べられるものの選択肢が広がりました。決められた数値の中に血糖変動を収めればよいので、その範囲の中で、量を調節しながら好きなものを食べるようにしています。CGMを使うことで、自分に合った治療法を確立できたのかな、と思います。
食生活をより意識するようになって、歯止めが効くようになりましたね。以前は「今日くらいはいいか」と食べ過ぎてしまうことがたまにあったんですけど、今は我慢しなきゃ、ではなく血糖変動に影響があるからやめておこうと思えるようになりました。
測定した血糖変動 データが常に先生に共有されるようにしています。悪い数字は出せないな、今のいい状態を維持しよう、というモチベーションにつながっていると思います。
低血糖をアラートでお知らせしてくれるCGMデバイスを使用していますが、デスクワークなど座っている状態だと症状に気づきにくいことがありますが、アラート機能があるので安心です。
血糖トレンドを知ることは、糖尿病を治療するにあたって、なくてはならないものです。飲み薬だけで治療をしている人でも、食事の量や時間を管理して自分に合った治療法を見つけるための指標として 血糖トレンドを使ってもらえると思います。
ADC-104211 v1.0 12/24